CRM 設定 ページには、ワークスペース全体に共通することがまとまっています。金額を扱う通貨、送信に使うメールボックス、Web サイトのフォームが使うキー、AI が文章を書くための材料、そしてラベルのセットです。ワークスペースの全員が設定を閲覧できますが、変更できるのは オーナーと管理者 だけです。
通貨
ワークスペースごとに通貨は 1 つです — すべての製品・商談・取引がこの通貨で登録されます。変更しても、すでに作成したレコードには影響しません。ですから、数字を入力し始めてからではなく、始める前に設定しておく価値があります。
メール連携
AB Sales は、お客様自身の Microsoft 365 テナント内のメールボックスから、Microsoft Graph 経由で送信します — 詳細は メール送信 をご覧ください。項目は 3 つです。
- Microsoft 365 サインインメール(UPN) — Graph が認証に使う、実際のサインイン用アドレスです。必須です。
- 送信元(エイリアス) — 受信者に表示されるアドレスです。空欄にするとサインインメールが使われます。
sales@yourcompany.comのような共有メールボックスのほうが適しています。返信がチーム全員の見える場所に届くからです。 - 送信者名 — メッセージ上に表示される名前です。
バックグラウンド同期を有効にする(5分ごと) のトグルもあり、返信を CRM に取り込みます。その下には 最終同期 の日時が表示されます。
メールボックスの設定が済むと、このカードは入力欄を増やす代わりに自身の状態を要約して表示します。Graph のバッジ、アドレス、同期オン または 同期オフ、テナント、そして再確認できる送信権限のバッジです。
管理者の同意を付与
管理者の同意を付与 ボタンは Microsoft の同意ページを開きます。そこでグローバル管理者がサインインし、テナント全体に Mail.Send 権限を付与します。これにより Authorization_RequestDenied エラーが解消されます。ErrorInvalidUser は別の問題で、管理者が PowerShell で ApplicationAccessPolicy も調整する必要があります。
Web フォームと API
ワークスペースの受付キー — 自社の Web サイトにあるフォームやバックエンドが、誰もサインインせずにここへリードを作成するために提示するものです。カードには、コピーボタン付きのキー、そのまま貼り付けられる HTML フォーム のスニペット、API の例、キーを再生成 ボタンがあります。キーはオーナーか管理者が初めてカードを開いたときに作成され、メンバーには読み取り専用で表示されます。パスワードではなくフォーム用のキーとして扱ってください。できるのはこのワークスペースにリードを作成することだけで、悪用を止める手段は再生成です — 古いキーを使っていたすべてのフォームは、新しいキーを貼り直すまで動かなくなります。全体の流れ、項目の一覧、同じ人が再送信したときの動きは Web サイトのフォームや API からのリード にあります。
AI が文章を書くための材料
生成されるメールが、自社について本当のことを語れるようにするための 4 つのリストです。どれも必須ではありませんが、いずれも出来上がりを良くします。
- 製品 — 自社の製品・サービス。説明と価格は任意です。金額は上で設定したワークスペースの通貨で扱われます。
- 提供価値 — 提供できるメリット、その対象(「情報システム部長」「経営者」など)、そしてその相手にとってなぜ重要なのか。
- 目標 — 達成しようとしていること。メッセージをそれに沿わせるために使われます。
- 言語 — AI がメールを作成する際に使える言語です。1 つが 既定 となり、リードに指定がない場合に使われます。
メール署名
署名は CRM から送信するメールに追加されます。それぞれの署名は送信元メールアドレスに紐づいており、一致する署名が自動的に選ばれます。どのアドレスにも一致しない場合は 既定 の署名が使われます。同じワークスペースから複数の人が別々のエイリアスで送信する場合に便利です。
ラベル
ワークスペースのラベルセットはここで管理します — ラベルの追加、名前と色の変更、使わなくなったラベルの削除です。ラベルが 1 つもない新しいワークスペースには 推奨の既定を追加 が表示され、初期セットをワンクリックで用意できます。ラベル をご覧ください — ラベルは キャンペーン を特定のセグメントに狙って当てる手段でもあり、たとえば 日本語 と付けたリードだけを対象にする、といった使い方ができます。AI のデスクリサーチは、調査の際に該当するラベルを自動で付与します。
リード自動化
ページの最後のカードは設定パネルではなく、案内板です。エージェントを開く を押すと、エージェントが実際に置かれている場所に移動します。
- 有効化 / 無効化、および 24時間停止 / 今すぐ再開。
- 1日の送信上限 — テンプレートとリードの質に納得できるまでは低め(5〜10 件)から始め、それから引き上げてください。
- 送信後の アダプティブカード が届く CRM 通知用 Teams チャネル。空欄にしておくと通知なしで送信されます。
- 送信テンプレート — 件名と HTML 本文で構成され、デザイン / HTML / プレビューの切り替えで編集します。宛先ごとに
{{LeadName}}、{{CompanyName}}、{{ContactName}}、{{ContactEmail}}、{{Website}}が差し込まれます。これ以外の記述はそのままの文字列として残るため、打ち間違いは空白になるのではなく、目に見える形で残ります。 - キャンペーン — 「既定のテンプレート」はもうありません。どのリードにどのテンプレートをいつ送るかは キャンペーン が決めます。有効なキャンペーンがなければ、何も送信されません。
- AI返信ドラフト — 有効化トグル、自動送信トグル(既定はオフで、警告付き)、そして専用の 1 日の送信上限。