AI 評価の読み方

AI 評価は候補者の良し悪しを判定するものではありません。応募要件ごとに、書類に根拠があるかどうかを 1 行ずつ示します。「書類に根拠なし」は書類に記載がないという意味で、その人にできないという意味ではありません。

AI 評価を実行する

AI 評価は自動では始まりません。採用ページからの応募も同じで、誰かが実行するまで行には「未評価」と表示されます。

  1. 求人を開きます。「求人」タブで求人を開き、候補者の一覧を表示します。
  2. 候補者の行で「AI で評価」を押します。実行中は「要件に照らして書類を読んでいます…」と表示されます。
  3. 結果を読みます。行の下に「AI が確認した内容」が開き、行には「適合度」がパーセントで表示されます。あとから見直すときは「AI が確認した内容を表示」を選びます。

実行できるのは、HR 管理者、採用担当、その求人に設定された採用責任者です。面接官のアクセス権では実行できません。それぞれの範囲はアクセス権をご覧ください。

AI が示す内容

AI が読むのは、求人の応募要件と書類のテキストの 2 つです。応募要件ごとに 1 つの結果を返し、画面には次のように表示されます。

各行の表示意味
応募要件と重み求人に書いた要件そのものと、「必須」「歓迎」「あれば尚可」の別です。
根拠あり書類がこの要件を裏付けています。AI が根拠とした箇所が下に引用されます。
書類に根拠なし裏付ける記載が見つかりませんでした。「この点に触れた記載はありません。」と表示されます。

AI には次の指示を与えています。

  • 書類に書かれていることだけで判断する。氏名、年齢、性別、国籍、学校、勤務先の知名度から能力や適性を推測しないよう指示しています。ただし AI が読む書類には氏名も含まれています。これは匿名化ではなく、あくまで指示です。
  • 応募要件は最低条件として扱う。「5 年以上」に対して 8 年の経験は満たしているものとし、「ビジネスレベルの日本語」に対して母語話者も満たしているものとします。
  • 言い換えず、引用する。根拠は書類の文言そのままとし、根拠ありの場合にだけ示します。
  • 憶測で補わない。根拠がなければ「書類に根拠なし」とし、引用は付けません。
  • 結論を勧めない。順位付け、点数付け、結果の提案をしないよう指示しています。

引用は確認の手がかりであり、証明ではありません。現在、書類の全文は AB Talent の画面には表示されないため、目にするのはこの引用部分です。内容の確認は面接で行ってください。

適合度の計算方法

数値を出しているのは AI ではありません。AI は応募要件ごとに根拠の有無だけを答え、AB Talent が決まった計算でパーセントに換算します。同じ結果からは必ず同じ数値になります。

重み点数
「必須」3
「歓迎」2
「あれば尚可」1

適合度 = 根拠ありの行の点数 ÷ 全行の点数 × 100(小数点以下を四捨五入)

計算例

応募要件が 4 行あるとします。「必須」が 2 行、「歓迎」が 1 行、「あれば尚可」が 1 行で、合計は 3 + 3 + 2 + 1 = 9 点です。

「必須」の 1 行を除くすべてに根拠があれば、9 点中 6 点です。6 ÷ 9 = 66.7% で、「適合度 67%」と表示されます。

このパーセントは単なる計算結果で、確率ではありません。候補者の一覧もこの数値では並び替わりません。必ず各行の内容まで読んでください。優秀な方でも書類の記載が少なければ数値は低くなり、同じ数値でも満たしている要件は人によって異なります。

再評価

適合度が表示されたあとは、ボタンが「再評価」に変わります。同じ書類を求人の応募要件に照らして、改めて評価します。前回の結果と平均を取ることはありません。

  • 行とページの表示は新しい結果に置き換わり、見出しには「2 回目の評価」「3 回目の評価」のように表示されます。
  • 以前の評価は記録に残りますが、画面に表示されるのは最新の評価だけです。
  • AI がその都度テキストを読むため、すべての行が前回と同じ結果になるとは限りません。
  • 完了した評価はそれぞれ 1 回として数えられます。

見出しの横には、その評価に使われた AI モデルとプロンプトのバージョンも表示されます。あとから判断の経緯を問われたときに、何に基づく結果かをたどるためです。

評価を実行できないとき

AI 評価は、完了するか、何も記録しないかのどちらかです。問題が起きても、人物への判定に見える低い数値が残ることはありません。AI の処理に失敗した場合、応答を読み取れない場合、結果の足りない応募要件がある場合、根拠を引用しながら要件を満たしていないとした場合は、その応答を破棄します。

行に表示されるメッセージ状況対処
「この応募を評価できなかったため、記録は作成されていません。書類と要件はそのままです。」AI の処理に失敗したか、応答が破棄されました。数値は記録されず、以前の適合度はそのまま残り、この試行は回数に数えられません。もう一度ボタンを押してください。繰り返し発生する場合はトラブルシューティングをご覧ください。
「評価する前に、この応募に書類のテキストを追加してください。」書類なしで候補者を追加したため、読む内容がありません。書類はあとから追加できません。「新規候補者」で書類を貼り付けて、改めて追加してください。

判断する

内容を読んだら、「次の段階へ」または「不採用にする」を選び、「理由」を入力します。理由は AI の結果の写しではなく、ご自身の判断を書いてください。パイプラインについては求人と採用ページで説明しています。面接後の評価シートでも同じ応募要件を評価するため、面接担当者の見解と AI の結果を並べて確認できます。

AI は応募要件ごとに書類の記載を示すだけで、その後の判断はすべて人が行います。

公開日 2026-11-05
バージョン 1