AB Talent では、毎日の勤務表を入力する必要はありません。各営業日は、記録がない限り通常勤務として扱われます。何も記録がない月は空白ではなく、すべて通常勤務と判定された月です。記録するのは、欠勤・早退・時間外など、通常と異なる日だけです。
1 日の区分の決まり方
次の表を上から順に確認し、最初に当てはまった内容で確定します。
| 順位 | 確認する内容 | 表示 |
|---|---|---|
| 1 | その日に記録がある | 記録した内容(「記録済み」と表示) |
| 2 | 土曜日または日曜日である | 休日 |
| 3 | 休日カレンダーに登録された日である | 祝日 |
| 4 | 承認済みの休暇がある | 休暇 |
| 5 | 入社日より前、または最終出社日より後である | 出社対象外 |
| 6 | 上記のいずれでもない | 出勤(8 時間) |
人による記録を最優先にしているのは意図的です。祝日に出勤した方の勤務こそ、給与計算で漏らしてはいけないものだからです。「出勤」と労働時間を記録すれば、休日カレンダーより優先されます。土日は全員共通で休日とし、自動判定の日は全員一律で 8 時間として扱います。勤務の形が異なる方は、必要な日を記録してください。
1 日分を記録する
記録できるのは、HR 管理者、本人、その上長です。複数の方を閲覧できる場合は「対象者」で選びます。
- 日を探します。「対象月」の矢印で月を移動し、その日の「記録する」をクリックします。
- 「区分」を選びます。「出勤」「欠勤」「祝日」のいずれかです。
- 「労働時間」を入力します。時間外がある場合は通常より多い時間を入力します。欠勤には入力欄がなく、0 時間として扱われます。
- 「備考(任意)」に、通常と異なる理由を入力します。
- 「記録する」をクリックします。
「休暇」と「休日」は選べません。これらは自動で判定されるもので、休暇を手入力すると、残日数から差し引かれていない休暇が勤怠にだけ残ることになるためです。
理由が必要になる場面は次のとおりです。締めていない月で、その日に初めて記録するときは不要です。備考が説明の役割を果たすためです。すでに記録がある日を変更するとき、および締めた月を変更するときは「変更の理由」が表示されます。記録を削除して通常勤務に戻す「取り消す」では、必ず理由を入力します。
変更はすべて「今月の変更履歴」に残り、変更前後の内容、変更した人、日時、理由を確認できます。
承認済みの休暇は欠勤ではありません
承認済みの休暇の日は、自動で「休暇」と表示されるので、記録は不要です。すでに残日数から差し引かれているため、「欠勤」として扱うと同じ日に二重の不利益が生じてしまいます。「欠勤」は、勤務しておらず承認済みの休暇でもない日を指し、給与計算で対応が必要になる唯一の区分です。
休日は貴社で登録します
AB Talent には祝日の一覧が組み込まれていません。休日は国や年によって異なるため自動設定はせず、ワークスペースごとに管理します。登録するまでは、祝日も通常の勤務日として扱われます。
- 「勤怠」タブの下部にある「休日カレンダー」に進みます。表示されるのは HR 管理者のみです。
- 「日付」と「名称」を入力し、「追加」をクリックします。
一覧には、表示中の月の年の休日が表示されます。翌年の休日を登録するときは、翌年の月に移動してください。「削除」は確認のうえ休日を実際に削除し、その日は全員の勤怠で通常の勤務日に戻ります。
給与計算向けに月を締める
締め処理は、給与計算に渡した内容の記録を残すためのものです。後日、給与明細について確認が必要になったときの照合先になります。ワークスペース全体が一度に対象となり、実行できるのは HR 管理者のみです。
- 対象の月を開きます。記録された日数も含めて、内容を確認します。
- 「{対象月} を給与計算向けに締める」をクリックします。ボタンは月の初日から表示されるので、月が実際に終わるまでお待ちください。
- 確認画面を読み、「締める」をクリックします。その時点の各人の集計が保存されます。
締め処理は数値を保存するだけで、どこにも送信しません。AB Talent には給与計算サービスとの連携やエクスポートの機能がないため、数値の受け渡しは引き続き貴社で行ってください。
締めた月を訂正する
- 訂正できるのは人事のみです。本人と上長には、その月の「記録する」ボタンが表示されなくなります。
- 訂正には必ず理由が必要です。「今月の変更履歴」に「締め後」のバッジ付きで表示されます。
- 送付時の内容と現在の内容の差分が表示されます。「給与計算に送付した後に、この月の内容が変更されています。」という表示の下に並びます。この差分を調整として給与計算に送付してください。
休日の追加や削除は、締めた月でも全員の自動判定の日に影響します。締めた月の休日を変更すると、同じ表示が出ます。締めた後に追加された方には、送付した内容に含まれていない旨が表示されます。
一度でも月を締めると、次の月を締める時期が来たときに、HR 管理者の「ホーム」タブにお知らせが表示されます。一度も締めたことがないワークスペースには表示されません。
入社月と退職月は月の途中までの扱いになります
入社日より前と最終出社日より後の日は「出社対象外」と表示されます。通常勤務とは見なされず、所定労働日数にも含まれないため、入社月と退職月はどの画面でも月の途中までの集計になります。基準は退職の登録の「最終出社日」で、退職日ではありません。雇用終了まで休暇を取得している方は在籍中ですが、出社は想定されないためです。
この範囲の外でも、次の 2 つは計上されます。記録した日はそのまま残ります(最終出社日の後に引き継ぎで出社した場合など)。承認済みの休暇は「休暇」のままです。退職日までに取得する未消化休暇は有給だからです。
なお、この処理には記録に入社日があることが前提です。Microsoft 365 から取り込んだメンバーには入社日がないため、入社月は調整されません。詳しくは在籍者一覧と組織図をご覧ください。
AB Talent は情報を提供し、計算は給与計算サービスが行います
AB Talent が持つのは、日数・時間・休暇の情報です。給与、割増率、控除の計算は行わず、お渡しいただいた情報をもとに給与計算サービスが行います。このタブの数値は給与そのものではなく、給与計算の入力情報です。月を締める前に、例外の記録を済ませておいてください。