6.0 プロジェクトの進捗管理とは?|成果・変更・報告を可視化して軌道修正する技術

6.0 プロジェクトの進捗管理

プロジェクトが動き出した後、最も重要になるのが「進捗管理」です。
どんなに優れた計画やツール、チーム編成が整っていても、プロジェクトの実行段階では必ず想定外の事象やズレが生じます。

この「ズレ」に早く気づき、的確に対処しながら目的に向かって軌道修正していく――。それこそが、進捗管理の役割です。
例えるなら、これはプロジェクトという船を動かす「舵取り」のようなもの。
計画は航路図ですが、進捗管理は荒波の中で方向を保つための操縦力ともいえるでしょう。

本章では、以下の3つの観点から、実践的な進捗管理の方法を段階的に学んでいきます:

  1. 6.1 成果物のモニタリング:「終わったつもり」を防ぎ、実際のアウトプットに基づいて進捗を確認する方法
  2. 6.2 問題解決と変更管理:イシューや仕様変更への早期対応と、トラブルに強い運用のコツ
  3. 6.3 プロジェクトの報告方法:メンバー・関係者との情報共有を通じて、全体の認識をそろえる技術

アクションブリッジ の活用事例も交えながら、現場レベルで使える進捗管理のポイントをご紹介していきます。

それではまず、「6.1 成果物のモニタリング」から、実行状況の正確な把握とチーム内の共通認識づくりについて、深く掘り下げていきましょう。

公開日: 2025-01-07

下田 昌平

株式会社レシートローラーのCEO兼CTOとして、現在電子レシートサービスの開発や、会話を自動で仕分けてアクションタスクを生成するシステム「ACTIONBRIDGE」の開発を手掛けています。幼少期からプログラミングに親しみ、96年には測定器向けのプログラム開発にも携わるなど、技術に対する深い探究心を持ち続けています。 前職では、コールセンター業界最大手の企業の子会社である研究開発会社のCEO/CTOを務め、数多くの技術開発プロジェクトをリードしました。現在もなお、プログラミングの最前線でコードを書き続けています。

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下田 昌平

株式会社レシートローラーのCEO兼CTOとして、現在電子レシートサービスの開発や、会話を自動で仕分けてアクションタスクを生成するシステム「ACTIONBRIDGE」の開発を手掛けています。幼少期からプログラミングに親しみ、96年には測定器向けのプログラム開発にも携わるなど、技術に対する深い探究心を持ち続けています。 前職では、コールセンター業界最大手の企業の子会社である研究開発会社のCEO/CTOを務め、数多くの技術開発プロジェクトをリードしました。現在もなお、プログラミングの最前線でコードを書き続けています。