6.0 プロジェクトの進捗管理
プロジェクトが動き出した後、最も重要になるのが「進捗管理」です。どれほど優れた計画やツール、チーム編成が整っていても、実行段階では必ず想定外の事象やズレが生まれます。
そのズレに早く気づき、的確に手を打ちながら目的に向かって軌道修正していく — これが進捗管理の役割です。例えるなら、プロジェクトという船を動かす「舵取り」のようなもの。計画が航路図だとすれば、進捗管理は荒波の中で方向を保つための操縦力と言えます。
本章では、3つの観点から実践的な進捗管理の方法を段階的に学んでいきます:
- 6.1 成果物のモニタリング:「やったつもり」を防ぎ、実際のアウトプットに基づいて進捗を確認する方法
- 6.2 問題解決と変更管理:イシューや仕様変更への早期対応と、トラブルに強い運用のコツ
- 6.3 プロジェクトの報告方法:メンバー・関係者との情報共有を通じて、全体の認識をそろえる技術
AB での実践例も交えながら、現場レベルで使える進捗管理のポイントをご紹介していきます。
それではまず、「6.1 成果物のモニタリング」から、実行状況の正確な把握とチーム内の共通認識づくりについて、深く掘り下げていきましょう。